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もう少しマーケティングの道具立てを簡単に紹介しますと、最も初歩的なアプローチ方法に「マーケティングの4P」があります。4Pとは、以下を表しています。 Product: 「商品」「製品」「サービス」など対価を頂いてお客さまに提供する内容を指します。 Price: 「価格」 Place: 場所ではなくて俗に「販売チャネル」とか「流通チャネル」を指しますが、それを実現するための流通手段や最終的な店舗の立地条件も含まれます。 Promotion: 「プロモーション」とか「販売促進活動」とか言われるもので、広告宣伝や展示会などを言います。 これらを組み合わせて展開することを「マーケティング・ミックス」などと呼びます。いち企業が自分で主体的に取れるアクションの範囲内に限定しているので、4Pは分かりやすいと思います。「市場」や「競争」ですと相手が居るわけですから想定的な影響結果となり、アクションの結果の責任がとれません。「主体的に働きかける範囲内に限定する」ということで、4Pは非常に有用な概念と言えます。 これは前回私が定義した「マーケティングの領域」よりも狭い意味でのマーケティングであり、企業内でマーケティング部門と呼ばれている部署は特にこれらの活動に的を絞った活動をしていることが多々ありますが、これらを具体的に展開する過程で「市場分析」や「競合他社分析」「競争戦略」「製品開発戦略」などと整合を取りながら進めることが必須となりますから、総合的な手段であるとも言えます。例えば価格ひとつを取り上げてみても、競合他社との総合的な関係や、商品メニューの中での位置づけ、お客様への利便性を考慮して決めざるを得ないというわけです。 と、ここまで読まれると歯科医の先生ですと、「4Pは全く役立たない」と思われるかもしれません。なぜなら、歯科医院の場合はProductは「歯の治療」で決まりきったサービスですし、Priceは治療内容に応じて決まっていて逸脱できないし、「販売チャネル」も「流通チャネル」も無いし、まして自由なPromotionは禁じられている部分が多くて可能な手段は限られていて殆どの歯科医院が既にやっているから・・・・・・ということでしょうか。 ところが、それが案外そうでもないのですよ。 |
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